海外で働くって実際はどんな感じ?
「海外で働く」と言うと「憧れ」や「楽そう」などのイメージを持つ人が多いと思います。でも実際はやっぱり「大変」の一言がまず第一に出てくるのは、日本で働くこととなんら変わりません。
いやむしろ、大変なことばかりです。もちろん「何をするか」によって違いますが、ワーホリであろうと決して楽な仕事ばかりではありません。
今回はタイが4年間働いてきたレポートも兼ねて、海外で働くことに焦点を当てて書いていきたいと思います。
海外で働くのは華やかなイメージ?楽?
「海外で働くって楽しそう」ってよく言われます。楽しくないと言ったら嘘になりますが、まずはやっぱり『それなりに大変だよ』と言いたい。
タイも海外に来る前は海外というと華やかなイメージで『毎日楽しく働いて、日本みたいに毎日残業とかないんだろうな〜』と思っていました。
残業こと職種によりますけど、タイは今の所しょっちゅう残業( ᐛ )
もちろん飲食業だからって言うのは大きいけれど、接客業なんて世界中どこでも同じじゃないだろうか。
よくテレビなどで聞く、「シェフが帰っちゃったから今日はもう閉めます」なんてなかなかないと思う。だってみんなお金が欲しいから。
オーストラリアでもニュージーランドでも飲食業をしていたけれど、そんなレストランあったらGoogleのレビューに書かれて終わりだと思いますしね。
まぁ東南アジアなんかではありそうだけれども・・・インドとか。笑
文化の違いは仕事面でも大きい!?
仕事である以上やっぱり海外だろうと日本だろうと大変なのは同じ、とざっくり言ってますが、じゃあ具体的に何が大変なのか、を紹介して行きたいと思います。
もうウンザリ・・・とにかく働かない人たち
これだけはハッキリ言えますね。とにかく働かない。( ᐛ )外国人という言い方はしません。だってアジア人はしっかり働く人が多いから。
でもお金にならないことはしません。彼らはあくまでも、お金のために働いているので。
しかし酷いのは、南米系!!!タイが目の敵にしている(笑)南米系はとにかく働かない。 きっとこれは彼らの文化なのでしょう・・・
時間は守らないし、とにかくダラダラ働く。例えるなら、中学生男子が体育の授業だりぃ。みたいな感じでダラダラ参加してる感じ。
そんなに嫌なら辞めちまえ( ᐛ )💢!!!!
と何度叫びそうになったことか。
もちろん100%南米系が働かないわけじゃないですよ。いつも言ってますが、この世に100%なんてものはなく、ここでの意見はタイの独断と偏見ですから。
日本人であることは大きく関わってくる場合も!?
そして上記と大きく関わってくるこの件・・・これは半分差別なんじゃないかって思うことがありますが、「日本人なんだから」と何かにつけて言われる場合があります。
多くの人が「日本人はハードワーカーだ」というイメージを持っているので、「日本人」としてのフィルターをかけられることは日常茶飯事。「日本人として」仕事をすることを求めている人も多いのではないでしょうか。
タイの友だちは職場で「日本人を雇うメリットなんてハードワーカーしかないんだから、雇ってもらっただけ有難い。黙って働け」と言われたらしいです。
逆にいい仕事をしても「やっぱり日本人はハードワーカーだね!」や「だから日本人を雇ったんだ」と言う人もいるのは現実。タイも何度も言われました。もちろんその人は悪気なく言っていますが。
海外に来たら日本みたいに頑張って働かなくていい!と思ってワーホリに来る若者も多いみたいですけど、現実はそんなに甘くないですよ。
コミュニケーションを取るのも大変!言語が違うことのストレス!
これは語学力の問題なので、英語力が低いタイが悪い・・・・場合もありますが、タイが行ってきた国は移民国家(主に英語圏はそう)なので、ほとんどの人が第一言語じゃないんです。
そうお互い、英語が微妙な状態でのやりとりになるんです( ᐛ ) {ヤベェよね。
しかもタチが悪いのは、相手が自分より英語力が低いにも関わらず、気にしてないってこと( ᐛ )いやね、英語力をどうこう言ってるわけじゃないんですよ。タイも人の事言えないし。
タイが言いたいのは、『ごめんね、私の英語ちょっと分かりずらいよね』みたいなスタンスで話せよ、って思うんです。
例えば中国人。彼らはドギツイ訛りを持っている人が多いので、タイはチャイニッシュ(チャイニーズイングリッシュ)を聞き取るのがかなり苦手なんです。
でも彼らはおかまいなしに早口で話すし、お客さんがそいつの英語を理解してないと「もうほんと嫌になる!この客全く英語理解してない!」って嘆いてるけど、タイからしたら『いやいやいや・・・』みたいな。( ᐛ )
移民が多い国なんやから、他人の英語をとやかく言うのはやめようよって思いますね。 お互い訛りがあるんやし。
海外で働くと第一言語じゃないので、ちょっとしたコミュニケーションを取るのも一苦労になります。
結局は自分次第。どこでじゃなく、何をするかが大事
4年前、タイは人生で経験したことがないくらいワクワクした感情を胸に抱え、機内でオーストラリアに上陸するのを楽しみにしていました。
でも実際は辛いことの方が多いし、文化の違いで毎日イライラしています。昨日もマネージャーとまた喧嘩しかけましたし、さっきも(今休憩時間にこの記事を書いています)ヘッドシェフと喧嘩しかけました。
仕事だからあり得ない!と思って余計にぶつかります。だって海外にいようが、日本にいようがすることは同じ。接客態度は日本にいたときのまんまです。
要は大事なのは世界中のどこにいようと、ちゃんと責任感を持って、プライドを持って、楽しんで仕事をしているかではないか?と思っているから。
それは日本の素晴らしい文化の中でタイが培ってきた価値観です。
まとめ
- 海外で働くのは楽なことばかりじゃない
- みんな働かないため、日本人がカバーを強いられることも
- 大事なのはどこでじゃなく、何をするか
日本独自の厳しいルールはありますが、お金を稼ぐことってやっぱり簡単じゃないです。 そうじゃなかったら、世界中の人がお金持ちですもんね。
この記事は、あくまでワーホリの立場としての「海外で働くこと」だと言うことなので、バリバリのキャリアで海外出張もしてますとか、海外勤務してる人たちと比べてるわけじゃないので、そこは悪しからず。