こういう星の元に生まれたのかもしれない

海外生活から得た知識・ワーホリ・その他諸々についてPeppa Pigをこよなく愛す女が筆跡中。

自分が本当にしたい事を知る!自分を知った事で見えた本心

最近ブログの更新ペースがいつもと比べ物にならないくらい多くなりました。以前はひどい時は何ヶ月も更新してなかったり、たまに更新しては放置、の繰り返し。

 

趣味程度で始めた事だし、気ままにやればいいや

 

と思っていましたが、何故ゆる〜い感じから急にやる気が出たのか。それはタイが本当にやりたい事を見つめるキッカケとなった出来事があったからでした。

 

 

本当に自分がやりたい事をやってきたと思っていた。

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みなさんは自分が本当にやりたい仕事が何か知っていますか?あるいは将来やりたい事が決まっていますか?

 

タイは今まで、自分が本当にやりたい仕事は飲食店(キッチン)で働く事だと思っていました。高校生の時に初めて飲食店でアルバイトを経験してから、手際よくこなして片付いていく仕事の面白さに目覚め、それからずっとアルバイトは飲食店を選ぶようになり、実際に就職したのも飲食店でした。

 

就職先は大学の頃からアルバイトをしていた鉄板焼き屋さんで、卒業まで約4年間働いていたので店長も他のアルバイトメンバーも顔見知り。特に仲が良い職場だったのでアットホームな環境での就職は毎日が楽しく、仕事内容は激務でしたがそれも苦になりませんでした。

 

しかし就職してから兄のように慕っていた店長の態度がだんだん変わるようになり、最初は「アルバイトから社員になったんだから仕方ないか」と思っていましたが、たまに度が過ぎる嫌味を言われたり、一緒に働いてくれているチームのメンバーを罵倒するようになったんです。

 

就職してから約2年が経とうとしていた頃、ある事件が起き、タイは精神的に参ってしまい、辞めることを決意。それからタイの人生の転機・ワーキングホリデーライフが始まったわけですが、ワーキングホリデー先でもう2度と調理を仕事にはしたくないと思い、キッチンに入ることを避けてきました。

 

今現在もキッチン側ではなく、サービスマネージャーという立場なのはそれが理由です。

 

タイの職歴的にキッチンの経験歴の方が長い為、面接に行くたびに「なんでこんなに経験があるのにキッチンでは働かないの?」という質問は多々。もちろん他、サービス側じゃないと英語力が伸びないという1番大きな理由がありましたが、心のどこかで苦い経験がトラウマのように頭に残っている為、キッチンで働きたいとは思いませんでした。

 

しかしそれでもやっぱり自分には飲食店が1番向いてる仕事だと思っていましたし、 自分には料理の情熱のようなものがあると今でも思っています。

 

でも本当にやりたいことか?と聞かれたら、「飲食店で働くのは楽しいし」っていうのが本音。

 

実際に今就職したのも飲食店で、ワーキングホリデーで働き出してから、仕事が楽しくてここでなら続けられる!と思ったんです。ワーキングホリデー4ヶ国5年目で、やっと自分のやりたい事が見つかった!とモチベーションはマックスでした。

 

しかしまた、タイにその気持ちを疑わせるように仕向ける出来事が発生。

 

親友の退社で仕事に対するモチベーションが急降下

この間の記事にも少し書きましたが、同じ職場で同僚だった親友2人が辞めてしまう出来事がありました。

thaiism.hatenablog.com

先に1人の退職を聞かされていて、ものすごくショックだったんですけど、「〇〇がいるし、2人で頑張って行けば大丈夫」と自分を言い聞かせていましたが、その1週間後にもう1人の方から退職するというLINEが入り、唖然。

 

2人はコロナのロックダウン中で顔を合わせていなくてお互いの状況を知らず、偶然タイミングが被っての退職でした。

 

その日の夜は1人で号泣。これがきっかけで、タイの今現在の仕事に対するモチベーションが急激に下がってしまったのを覚えています。

 

きっと中には「友だちが仕事を辞めたからって自分のやる気がなくなるってどうなの?」と感じる人もいるでしょう。タイも昔だったらそう思っていたに違いません。

 

でもここで就職を決めた大きな理由が「今現在のチームが好きだったから」、だったタイにとって、最大のモチベーションを失ってしまった事になります。

 

もちろん一生3人で仲良く働いていける、なんて事はさらさら思っていませんでしたが、まさかこんな早くこの時が訪れるとは予想もしていなかったタイ。

 

これをきっかけにこれからどういうモチベーションで働いて行けばいいんだろう・・・と途方に暮れる日々が始まりました。

 

暮らしていくお金を生み出す事=自分のやりたい事?

しかしふと、「それはどこかで自分のやりたい事っていうより、そこに居た人たちと働く事が好きだっただけ。だからその人たちが居なくなった途端、仕事自体に魅力を感じなくなったんじゃないか?」という事に気が付きました。

 

自分はずっと「飲食店で働くのが好きな人間」だと思っていたけど、実際は昔から飲食店の雰囲気が好きで、そこにいるメンバーと過ごす日々が好きだっただけ。

 

昔から自分の好きな事はいくつかあるけど、歳をとるにつれて自分の好きな事・やりたい事が「現実的にお金を稼げて仕事として呼べる事じゃないといけないんだ」という考えに変わって、それがいつしか「現実的な事で暮らしていくお金を生み出す事=自分のやりたい仕事」だと思い込んでいたみたいです。

 

それに今まで気が付いていたけれど、気付かないフリをして誤魔化して、現実をキチンと見ている自分を造って、でも自分の本当の気持ちには蓋をして。だから自分探しとかいう綺麗事をワーキングホリデーの理由にして、でも本当に気がつかなきゃいけない自分の気持ちはずっと自分の心の中にあって。

 

6年間、世界を旅してきたけど、結局自分の本当にやりたい事は見つかりませんでしたしね。その理由は、どこにいたって自分を知ろうと・探そうとしなかった事が原因でしょう。

 

本当にやりたい事を仕事にするには現実的じゃない。だから現実的な仕事の中から、自分のやりたい事を探して仕事としていこう。

 

知らず知らずのうちに、そう自分にずっと言い聞かせてきたんだと思います。

 

ワーキングホリデーの年齢制限に達し、もうどこにも逃げ場がなくなって、自分と向き合わなきゃいけなかったのに、また同じ事を繰り返してとりあえず就職したけれど、その仕事は自分がやりたい事なんじゃなくて心地いい空間だっただけ。だから誰かが居なくなると自分が何をしたかったのか見失ったんです。

 

タイは今まで「何を」ではなく「誰か」を理由にしていたんだという事に気が付きました。

  

自分の人生に新たなモチベーションを発見!継続は力なり

では現実的じゃないけれど、本当に自分がやりたい事は何なのか?を考えた時にそれがすんなりと浮かぶわけでもなく。昔から絵を描く事は好きだったけど、プロになりたいわけじゃない。ドラムを叩くことも趣味の1つだけどミュージシャンになりたいわけじゃない。

 

大学は臨床心理学専攻。昔から心理学に興味があって、虐待を受けた子どもを助けたくて児童心理学も学んだけれど、そこまで情熱があったわけじゃなかった。

 

でも自分が興味を持ってやっている事に視点を当てて考えてみると、それが自然に文章を書く事だという事が見えてきました。コピーライターをしていた経験もあり、昔は小説も書いていましたしね。

 

そして飽きっぽい性格なタイが唯一続けている事がこの海外生活ブログ。2017年のニュージーランド時代に始めて、4年間ゆる〜くですが続けてきました。

 

「自分の経験である海外生活の事を自分の文章で書く事」が好きなんだ、と自分の事を少し知ったのをきっかけに、ブログにもっと力を入れようと決意。すぐには仕事に繋がらなくても、この先続けていれば何かに繋がるかもしれない。そう感じて自分の人生に新たなモチベーションを感じ、それが今の原動力になっています。

 

ちなみにワードプレスも最近始めました。

thaiism.net

 

ブレない目標を決めるとゴールが見えてくる

自分のやりたい事、やりたい仕事を見つけるのが簡単な人もいるでしょう。現にタイの妹は小さい頃からずっと保育士になるのが夢で、一切ぶれる事なく、今保育士になって夢を叶えています。

 

そんな妹を見ていて、昔はすごく羨ましかった。保育園の頃からすでに「将来は保育園の先生になる」と言っていた彼女が高校も大学も自分の行きたい志望校に進学。それはきっとブレない目標が明確だったからで、ゴールが決まっていたからです。

 

タイの場合、昔からやりたい仕事がコロコロ変わり、大人になってそれが現実的じゃない事を知り、それを補うかのように「現実的な事で自分が得意な事」でお金を稼いできた。

 

もちろんちゃんと真剣に働いてきたし、成果も上げてきたから自分を責めているわけじゃないけれど、いつもどこかで腑に落ちない自分がいて。だからワーキングホリデーをきっかけに、何か本当に自分がやりたい事が見つかればいいな〜と思っていましたが、今現在まで自分を知るまでに6年かかりました。

 

「やりたい事がある人間が偉い」とか「やりたい事を仕事にしていない人が悪い」わけじゃなくて、今まで自分を知ろうとしてこなかった結果、32歳という年齢になるまでずっとモヤモヤしてきました。

 

でも今はそれが仕事に繋がらなくても、「自分の好きな事が何か知っている事」が自分の自信に繋がり、「それを趣味でも続けている事」が自分を大切にする事に繋がったように感じています。

 

親友2人が辞めた大きなショックがきっかけで自分を見つめ直し、今それが自分にとって自分を知るきっかけになった事によって、やっぱり人生に起こる事に意味のない事はないんだな、と再確認しました。