アイルランドでPPSナンバーに苦しむ!?仕事を失った話。
今日の出来事です。今日というかついさっき起きてしまった事。今正直めちゃめちゃ凹んでますが、凹んでてもタイの運命を決めてる奴が笑ってるだけなので凹んでないフリをしてる。
BUMP OF CHICKENのEver lasting lieという曲をご存知だろうか。古い曲なんですけど、その曲の歌詞に
Sir Destiny あんた、俺を見てるか もう飽きた なんて言わせないぞ
今にも夢を掘り出して 見事悔しがらせてやる
っていう部分があって。昔からタイは、タイの運命を動かしてる意地悪な奴がいて、そいつはタイに嫌な試練を与えて苦しんでるのを見て笑ってる、って考えで。
この歌詞聞いたときに、自分と同じ事考えてた人いた！って感動したのを覚えている。タイは嫌な事が起きたら、「お前の好きなようにはさせない」って這い上がるようにしてる理由は悔しいから。
歌詞だってだけで、藤くんが同じ考えかは分からないけど。・・・話はそれましたが、タイが仕事を決まってたにも関わらず２日で失くした話、ね。
念願のタイレストランでスムーズに仕事が決定！
詳しい職探しの基本はこちら⇩
タイレストランで働いていた経験を生かせるのと、タイ顔な事（？）、近所で働きたかったタイにとっては最高の条件が揃ったタイレストランを発見。
そこに自分のレジュメを持ってお店に飛び込んで行きました。タイの職歴を面白いと思った店長が、食いつきその場でインタビュー。明日トライアルに来て！とのことで、職探しはあっさり終了。
家探しも他の人と比べたらすんなり決まった方だったので、幸先いいやん！って調子こいてたら・・・やっぱりやって来ましたよ。
こういう星の元に生まれてるんだわっていう実感。( ᐛ )
そもそもブログのタイトルにもなっているこのセリフ、ブルックより先に言ってたからね！！（ここ重要）このブログのタイトル決めたの2017年。
トライアルも順調！でも変なタイミングでの電話が・・・
トライアル行って、みんなと仲良くなって。やっぱタイ人とはすぐ仲良くなれるわーと手応えを感じながらトライアルは無事終了。
絶対ここで働きたい！って思ったので、トライアル後で行われる話し合いでも働きたいことを伝えると、『もちろんだよ！』とのことで契約成立！
２日後に仕事開始ということで、仕事着も買ったし、準備は万端でした。トライアルの時に貰ったメニューの紙で、帰ってからノートに書き出してメニュー名（タイ語）とトッピングをマスターし、初日から戦力になれるように努力しました。バリバリ稼ぐぞ！と思って。
明日もらう、まかないまでもう決めてあった。レッドカレーにしようって。
でもつい何時間か前。徒歩20分の距離にあるタイレストランまで行き、レストランの目の前でマネージャーから電話がかかって来た。
突然告げられた宣告！とは一体
店の目の前にいるよって行ったら、中に入って話があると言われ席に。結論は、『あなたを雇う事ができない』という話でした。
理由はPPSナンバーと銀行口座を持っていないから。『うちではその２つを持っていない人を雇うことを出来ないの』ということでした。では、一体PPSナンバーって何なのか？これを今から説明したいと思います。
PPSナンバーって何？
PPSナンバーとはPersonal Public Service Numberの略で、アイルランドで働く人は全員このナンバーを持たなければ働く人が出来ません。
正確には働けますが、このナンバーを持っていない人が働いたら違法となるので雇う側はリスクが高く、雇えないようになっている仕組みです。
PPSナンバーはどうやって取得できるの？
My Welfareというサイトに登録し、アポを取ります⇩
https://www.mywelfare.ie/Account/Login
そしてアポを取った日にオフィスへ行く。ダブリンだとParnell Streetにオフィスがあります。
なーんや、めっちゃ簡単そう！・・・今そう思ったでしょ？これが一筋縄ではいかないんですよ。PPSナンバーを登録する作業自体はオフィスに行くだけで難しくないんですが、オフィスに行って手続きを進める際に、いくつか書類が必要になります。
その書類を用意するのが少々厄介。
PPSナンバー申請の際の必要書類は？
必要書類は以下の４つです。
- 住所証明出来るレター
- パスポート
- My Welfareのサイトで取ったアポの画面をプリントアウトしたもの
- 雇い主からの証明レター
これを見て疑問に思った人も多いはず・・・雇い主からのレター？？？
そう、『この人がうちで働くからPPSナンバーいるわけよ〜これ申請理由ね』って感じの、雇い主から貰った証明書がいるんです！！！！
千と千尋の神隠しで、千尋がゆばーばに仕事したいって言うとき、書類にサインしましたよね。あんな感じの。⇦（？）
実は近年ルールが変わって、以前はPPSナンバーが仕事を見つける前に申請できたそうなんですが、今では出来ないそうです。必ず雇い主からのレターが必要になりました。なんじゃそれって感じですよね、誰得やねんて、このルール。
え？ちょっと待って・・・ってなった人！そうです！おかしいですよね。タイが断られた理由は、『PPSナンバーを持っていないから』だったはず・・・PPSナンバーを取得するためにはまずは仕事を見つけて、レターをもらわないといけないはずなのに！
・・・この謎はのちに解説していますのでしばしお待ちを。
PPSナンバー申請までの道のりをおさらい
そんな意味不明なルールを作ってくれたおかげで、PPSナンバー申請までの道のりが意味の分からない順番に。
- 仕事を見つける
- 雇い主からのレターをもらう
- My Welfareというサイトに登録し、アポを取る
- 必要書類４点を持ってオフィスに行く
- 申請の手続き
タイの状況はさっきまで２の手前まで来ていたわけ。しかもネットで調べた際にいろんな人が『My Welfareでアポ取ろうとしたら〇週間後しか無理だった』とか書いてたので、今日レターもらいに行く予定だったので、昨日My Welfareでアポ取ったっちゅうねん( ᐛ )水曜日にの朝10時半に。
みんなが予約取りにくいって書いてるMy Welfareであっさり６日後に予約取れたのが妙に気持ち悪かったわけがやっと分かった。
そもそもこの予約がキャンセルせざる負えない結果が待っていたからなのね。どんだけタイの人生、意地悪な奴に操作されてんねん( ᐛ )
なぜオーナーはレターをくれなかったのか？
PPSナンバーを取得するために必要な書類の１つに雇い主からのレターが入っていることは知っているはずなのに、なぜオーナーはレターをくれなかったのか？
最近ルールが変わったせいで、先に仕事を見つけなくちゃいけないことを知らない人が多いって調べたら出てきました。でもここのオーナーは知らないわけじゃなかったんです。
タイはオーナーに『雇えない』って言われた時、説明しました。PPSナンバーは取るつもりだよって。「だからあなたのサインが入ったレターが必要なの」って。
すると『実は前にね、同じような人がいて。ここで働きたいからレターをくれって言われて渡したら、そのまま来なくなったの。PPSナンバーがただ欲しかったから私たちは利用されたの。みんなあなたが好きだし、雇いたいんだけど、お店のルールでPPSナンバーを持っていない人を雇うことが禁止になったのよ』
と言われました。この例はどのブログでも書いてなかったー( ᐛ )
でも『本当にごめんなさい。先に確認しておくべきだったわ。電話も、あなたがここに来る前にかけるべきだった。』とすっごく謝ってくれました。
よくよく考えたら意味分からない理由ですが、謝り倒されて終わりました。まぁ 正直、タイは泣きそうでしたが( ᐛ )
ここで働きたいって思ったレストランが見つかって、しかもみんな良い人で、メニューもすでに暗記したのに。雇ってもらったからには一生懸命働こうと思って、誠意を見せようと思って２日間必死に勉強したのに。
でもこんな仕打ち。20分かけて行った道を、トボトボ帰ってきましたよ。
オーナーは『もしPPSナンバーをゲットしたらまた電話して』って言ってくれたけど、正直まだしばらく時間がかかりそうです。
雇用主からのレターってどんなの？
これは正直まだもらってないので分かりませんが、調べた情報だと
- 会社番号
- 会社の名前と住所
- 会社の電話番号
- 雇用主のサイン
が書かれた紙らしいです。
中にはレターを渡すといって、いつまでもトライアルを続けさせる悪質な店もあるらしいです。これは詐欺なのでトライアル期間が異様に長がったり、全然レターをくれる気配がなかったら疑いましょう！
まとめ
- タイが初日にして職を失った理由はPPSナンバーを持っていないから
- PPSナンバーとはアイルランドで働く人が取得しなければならない番号
- でもPPSナンバー取得のためには雇い主からのレターが必要
- どこの会社もレターをくれるわけじゃない
- 詐欺に注意！
帰ってきてしばらくはチーンってなってましたが、今ではブログ書いてます。だって絶対あいつが笑っているから。もうほんとに上げて落とすよね〜
ね？海外生活が楽しいことばっかりだなんて嘘でしょ？こういうこと、結構日常茶飯事です。
さて明日からまた職探しの旅が始まるわけですが、タイの職探しはどうなるのか？
そして水曜日に迫った予約をキャンセルせざる負えないのか！？どうなるかな。自分でも楽しみです。
他の詳しい手続きの詳細はこちら⇩
